通番 | 53 | ||
---|---|---|---|
文書発行日 | 2006年10月12日 | ||
対象プラント |
アメリカ |
||
件名 | 超低硫黄ディーゼル燃料油がディーゼル機関性能に及ぼす悪影響について | ||
出典(資料番号) | NRC Information Notice 2006-22 | ||
原文URL | |||
内容 |
NRCは、超低硫黄ディーゼル燃料油(ULSD)が機関性能に悪影響を与える懸念があることを注意喚起するために、本I.N.を発行する。 米国環境庁規則は、ディーゼル燃料油に含まれる硫黄を500ppmから15ppmに低減することを求めており、幾つかの免許所有者では、ULSDをすでに受け入れている。ULSDは機関性能に下記の観点から悪影響を与える可能性がある。 ・エネルギー含有量の減少による定格出力の低下 ・潤滑性向上・腐食防止添加剤の増加によるフィルタ、燃料噴射装置の詰まり ・沈殿物、ゲルを形成する酸化触媒としての銅、亜鉛との適合性問題 ・潤滑性低下 等 ULSDの懸念される影響を評価し、現設計や許認可ベースに合致していることを保証し、ディーゼル機関の運転不能や重大な劣化を防止する対策をとることが望まれる。 |
||
添付資料 | なし |
BWR | 国内BWRにおいては、米国と同等以上の超低硫黄燃料油が流通しているが、定期的に性能を十分満足していることを確認済。 |
---|---|
PWR | 国内PWRにおいては、米国と同等以上の超低硫黄燃料油が流通しているが、初期の性能を十分満足していることを確認済。 |