【登録日】
2007/10/23
【更新日】
2008/11/18

基本情報

通番 9261 報告書番号 2007-東京-M036
情報区分

保全品質情報

報告書状態 最終報告
事象発生日時 2007年 07月 16日 15時 37分 事象発生日時(補足) 新潟県中越沖地震発生後
会社名 東京電力株式会社 発電所 柏崎刈羽発電所3号
件名 【新潟県中越沖地震】3号機原子炉建屋ブローアウトパネルの外れによる運転上の制限からの逸脱について
国への法令報告根拠 なし 国際原子力
事象評価尺度(INES)
評価不要

発生箇所および発生時の状況

事象発生時の状況  平成19年7月16日15時37分、柏崎刈羽原子力発電所3号機において原子炉建屋ブローアウトパネルが外れたため、原子炉建屋の負圧を維持できないおそれがあるものと判断したことから、運転上の制限からの逸脱を宣言した。その後、同日23時7分、原子炉が冷温停止(炉水温度が100℃未満)状態となり、原子炉建屋の負圧を維持することが要求されない状態となったため、同時刻に運転上の制限内への復帰を宣言した。なお、当該ブローアウトパネルについては、7月21日に仮復旧を行った。また、同号機及び2号機のタービン建屋についても、ブローアウトパネルが外れていたことから、7月20日に仮復旧を行った。
事象発生箇所
【設備】  換気空調設備  【系統】  原子炉建屋換気空調系
【機器1】 建物・構築物>建物  【部品1】 その他(大気放出板*)

原因

原因調査の概要
事象の原因 新潟県中越沖地震により、ブローアウトパネルを固定する止め板が変形し外れたものと推定した。
原因分類 自然現象>地震
事象の種別 時間依存性のない事象(偶発事象を含む)
火災に該当しない事象

再発防止対策

再発防止対策  3号機原子炉建屋のブローアウトパネルについては、応急復旧を完了し、今後平成20年度内に原型復旧を行う。
 なお、地震によりブローアウトパネルが開放した場合の対策として、ブローアウトパネル近傍にチェーンブロックおよび治具の取り付け等の工事を実施し、地震時にブローアウトパネルが開放した場合でも早期復旧を可能とする。
 また、2号機タービン建屋のブローアウトパネルについても平成20年度内に原型復旧を行う。
水平展開の検討 水平展開状況

参考資料

添付資料
プレスリリース

プラント状況

発生時運転モード 発生前の電気出力
発見の方法 運転監視
発電所への影響

分析用情報

外部への放射能の影響 なし
保安規定違反 なし
検査指摘事項の
深刻度(SL)判定結果
運転上の
制限外への移行
自動で作動した安全系 なし 手動で作動した安全系 なし

関連情報

同発電所で発生した
同様事例
その他