【登録日】
2004/03/30
【更新日】
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基本情報

通番 1360 報告書番号 1986-原電-T023
情報区分

トラブル情報

報告書状態 最終報告
事象発生日時 1986年 12月 10日 事象発生日時(補足)
会社名 日本原子力発電株式会社 発電所 敦賀発電所2号
件名 燃料集合体漏えいについて
国への法令報告根拠 通産大臣通達 国際原子力
事象評価尺度(INES)

発生箇所および発生時の状況

事象発生時の状況  敦賀発電所2号機は,昭和61年4月17日燃料装荷以降,30%,50%,75%,100%出力での各種試験を行ってきた。この間,原子炉施設保安規定に基づき,一次冷却中のヨウ素131濃度及び停止時ヨウ素131の増加量を測定したが,その結果,漏えい燃料の存在が推定されたので,100%負荷しゃ断試験後の停止点検時に燃料検査を実施した。
 燃料シッピング検査の結果,燃料集合体1体(MJ2A65)に漏えいのあることが認められた。
事象発生箇所
【設備】  原子炉本体  【系統】  燃料
【機器1】 原子燃料>燃料集合体  【部品1】 その他(被覆管*)

原因

原因調査の概要  当該燃料集合体(JM2A65)について,水中テレビによる外観検査を実施した結果,異常は認められなかった。
事象の原因  シッピング検査の結果,漏えい燃料と判定されたが,外観検査の結果異常がなかったことから,微小なピンホールが発生したものと考えられる。
原因分類 その他>その他
事象の種別 火災に該当しない事象

再発防止対策

再発防止対策  漏えいのあった燃料集合体(MJ2A65)は,再使用せず使用済燃料ピットに保管する。
水平展開の検討 対象外

参考資料

添付資料
プレスリリース

プラント状況

発生時運転モード モード6 発生前の電気出力 0[MW]
発見の方法 試験・検査
発電所への影響 なし

分析用情報

外部への放射能の影響 なし
保安規定違反 なし
検査指摘事項の
深刻度(SL)判定結果
運転上の
制限外への移行
なし
自動で作動した安全系 なし 手動で作動した安全系 なし

関連情報

同発電所で発生した
同様事例
その他