【登録日】
2018/02/20
【更新日】
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基本情報

通番 12772 報告書番号 2017-原電-M003
情報区分

保全品質情報

報告書状態 中間報告
事象発生日時 2018年 01月 22日 事象発生日時(補足) 事象を確認、国に報告した日
会社名 日本原子力発電株式会社 発電所 東海第二発電所
件名 運転期間延長認可申請書及び設置変更許可申請の審査資料における燃料有効長頂部の寸法値について
国への法令報告根拠 なし 国際原子力
事象評価尺度(INES)
評価不要

発生箇所および発生時の状況

事象発生箇所
【設備】 原子炉本体  【系統】 原子炉圧力容器及び炉内構造物
【機器】   【部品】
事象発生時の状況 1.経緯
 平成29年11月24日に原子力規制委員会に提出した「東海第二発電所運転期間延長認可申請書(発電用原子炉施設の運転の期間の延長)」(以下「延長認可申請書」という。)に関する原子力規制庁ヒアリングが、平成30年1月11日に実施された。この場において、延長認可申請書の「添付書類一 特別点検結果報告書」内の「東海第二発電所 原子炉圧力容器特別点検要領書」に記載されている原子炉圧力容器の炉心領
域の超音波探傷試験(以下「UT」という。)の試験探傷部位(「原子炉圧力容器底部より5494mm〜9152mm」(炉心有効高さとして3658mm))が、工事計画認可申請書(以下「工認」という。)の記載値である燃料有効長3708mmより短いことについて指摘を受けた。
 このため、特別点検にて実施した原子炉圧力容器の炉心領域のUTの試験範囲について、平成30年1月12日からその根拠を調査していたところ、1月19日、UTの試験範囲として引用した図面の炉心有効高さに関する数値が、工認本文の記載値と異なることを確認した。
 また、1月15日、原子力規制庁より、東海第二発電所新規制基準に基づく設置変更許可申請の安全審査における、有効性評価に関するまとめ資料と補足説明資料に記載された原子炉水位L1及びL8の燃料有効長頂部(以下「TAF」という。)からの高さが異なることを指摘された。
 このため、関連資料を調査した結果、1月19日、補足説明資料に記載されたTAFの値が工認本文の記載値から算出される値と異なることを確認した。

2.調査結果
(1)特別点検におけるUTの試験範囲が、工認記載の炉心有効高さと異なった原因の調査
 上記1.経緯での質問を踏まえ引用した図面を調査した結果は、以下のとおりであった(ここで、『 』は図面の記載を示す。ただし、単位は一部本資料で付記、「in」はインチを表す)。
 ・UTの試験範囲は、製作メーカが作図し当社の第2種図面*1として登録されている原子炉圧力容器の図面(以下「製作メーカ図面」という。)より引用していることを確認した。
・UTの試験範囲は、この製作メーカ図面に記載された『BOTTOM OF ACTIVE FUEL』(BAF)である『5494.3mm(216.31in)』及び『TOP OF ACTIVE FUEL』(TAF)である『9152mm(360.31in)』を引用していることを確認した。この値から計算すると、燃料有効長は3658mm(144in)となり、工認本文の記載値である3708mmと異なる。
 ・原子炉圧力容器の図面としては、製作メーカ図面とは別に、設計メーカが作図し当社の第1種図面*1として登録されているものが存在するため、これを確認したところ、BAFは『216.31in』(換算し小数点以下四捨五入し5494mm)であり、TAFは『362.31in』(同9203mm)であった。また、この第1種図面には『ACTIVE FUEL』(燃料有効長)として『146in』(同3708mm)の記載があり、工認本文の記載値である「炉心有効高さ」と等しいことを確認した。
 ・工認本文の記載値である「炉心有効高さ」は、工認の燃料集合体構造図に記載された「燃料有効長」の値と一致し、正しい値であることを確認した。また、工認の添付図面のうち、原子炉本体の断面図には「炉心有効高さ」として「3708」の記載があり、整合する。
 ・なお、当社は、UT実施メーカ(設計メーカと同一)から、設計メーカ図面に記載されているTAFの値を用いてUTの試験範囲を記載している文書を、検査計画の説明書として受け取っていた。しかしながら、当社は製作メーカの図面をUT実施メーカに提示したことから、これに基づいてUTの要領書に試験範囲が設定され、実施されていた。

 以上により、特別点検におけるUTの試験範囲は、誤ったTAFの値が記載されていた製作メーカ図面のTAFとBAFの値が用いられていることを確認した。

*1:第1種図面:発電所の運転・保守管理上重要な図面であり、原図は当社が管理する。各部署で共有すべき重要な情報を記載。基本図面(構内配置図、系統図、原子炉構造図等)、展開接続図、単線結線図、電源負荷リスト、計装ブロック図、インターロックブロック線図等。
第2種図面:第1種図面以外の図面であり、主にメーカから提出され担当部署にて確認した図書類。機器の構造図、計算書、取扱説明書、機器仕様書等。

(2)安全審査の有効性評価の補足説明資料において、TAFの値を工認本文の記載値より低い値とした原因の調査
 前述の1.経緯での指摘を踏まえ調査した結果は、以下のとおりであった。
 ・補足説明資料は、東海第二発電所の非常時運転手順書をもとに作成した。
 ・非常時運転手順書に記載されたTAFの値は9152mmであった。一方、工認本文の記載値から計算されるTAFの値は9203mm(BAF5494mm+炉心有効高さ3708mm)であり、非常時運転手順書に記載されたTAFの値に誤りがあることを確認した。

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原因

原因調査の概要 原因調査中。
事象の原因 原因調査中。
原因分類
事象の種別

再発防止対策

再発防止対策 再発防止対策検討中。
水平展開の検討 検討中

参考資料

添付資料 なし
プレスリリース

プラント状況

発生時運転モード 燃料交換 発生前の電気出力 0[MW]
発見の方法 机上検討・記録評価
発電所への影響 なし

分析用情報

外部への放射能の影響 なし
保安規定違反
運転上の
制限外への移行
なし
自動で作動した安全系 なし 手動で作動した安全系 なし

関連情報

同発電所で発生した
同様事例
なし
その他