通番 | 11643 | 報告書番号 | 2012-東京-T015 Rev.6 |
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情報区分 |
トラブル情報 |
報告書状態 | 最終報告 |
事象発生日時 | 2012年 12月 12日 09時 25分 | 事象発生日時(補足) | 法令報告事象と判断した時間 |
会社名 | 東京電力株式会社 | 発電所 | 柏崎刈羽発電所5号 |
件名 | 柏崎刈羽原子力発電所5号機 燃料棒同士の接触について | ||
国への法令報告根拠 | 実用炉規則19条の17第3号 | 国際原子力 事象評価尺度(INES) |
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事象発生時の状況 |
5号機は、第13回定期検査において、経済産業省原子力安全・保安院の指示文書「燃料集合体チャンネルボックス上部(クリップ)の一部欠損について(指示)」に基づき、平成24年9月25日より燃料集合体チャンネル・ボックス上部(クリップ)の点検作業を実施していたところ、10月16日17時40分頃、点検中の使用済燃料集合体2体でウォータ・ロッドの一部に曲がりがあることを確認した。 この事象を受け、原子力 規制委員会より5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりの原因究明を行い、その結果について報告を求める旨の指示文書「東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所第5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりについて(指示)」を受領した。
当該指示文書に基づき調査を実施していたところ、12月12日までに18体の使用済燃料集合体のウォータ・ロッドに曲がりを確認した。 ウォータ・ロッドの曲がりが確認された18体の使用済燃料集合体のうち、曲がりが大きい使用済燃料集合体2体について、ファイバースコープによる点検を実施した結果、ウォータ・ロッドが曲がったことにより、隣接する燃料棒同士が接触している使用済燃料集合体1体を確認したことから、平成24年12月12日9時25分、実用炉規則第19条の17第三号の報告事象に該当するものと判断した。 なお、本事象による外部への放射性物質の影響はなかった。 |
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事象発生箇所 |
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原因調査の概要 |
原子力規制委員会からの指示文書「東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所第5号機の燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりについて(指示)」に基づき、柏崎刈羽原子力発電所各号機において燃料集合体の外観点検を行った結果、特にウォータ・ロッドの曲がりが大きい使用済燃料集合体では、ウォータ・ロッドの曲がりに伴って、隣接する燃料棒が押され、その外側の燃料棒側に曲がった結果、燃料棒同士が接触していることが確認された(5号機の3体(K5D34、K5E57、K5D108))。 本事象は、ウォータ・ロッドが曲がったことにより発生したものと考えられ、ウォータ・ロッドの曲がりに関する原因調査及び再発防止対策については、当該指示文書に基づき報告されることから、本事象の原因調査は、当該指示文書に基づく原因調査に包括される。 |
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事象の原因 | 本事象は、作業方法が見直される平成10年以前において、当時の手順を用いて新燃料時に水中でチャンネル・ボックスを装着する作業を行った際、過大な荷重が上部タイ・プレートを介してウォータ・ロッドに付加され、その荷重がウォータ・ロッドに曲がりが発生する荷重を上回ったことによりウォータ・ロッドの曲がりが発生し、隣接する燃料棒に接触して押し込んだ結果、燃料棒が曲がり、別の燃料棒に接触したことによって発生したものと考えられる。 |
原因分類 | 運転・操作不良>運転・操作不良 |
事象の種別 |
時間依存性のない事象(偶発事象を含む)
火災に該当しない事象 |
添付資料 | なし |
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プレスリリース |
柏崎刈羽原子力発電所 1、5号機 燃料棒同士の接触について(141,455KB)
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発生時運転モード | 冷温停止 | 発生前の電気出力 | 0[MW] |
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発見の方法 | 作業・点検 | ||
発電所への影響 | なし |
外部への放射能の影響 | なし | ||
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保安規定違反 | なし | ||
検査指摘事項の 深刻度(SL)判定結果 |
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運転上の 制限外への移行 |
なし | ||
自動で作動した安全系 | なし | 手動で作動した安全系 | なし |
同発電所で発生した 同様事例 |
2012-東京-T019 柏崎刈羽原子力発電所1号機 燃料棒同士の接触について |
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その他 | 平成24年10月16日に確認した使用済燃料集合体2体のウォータ・ロッドの曲がりについては以下の項目で登録済。 通番11613:柏崎刈羽原子力発電所5号機 燃料集合体ウォータ・ロッドの曲がりについて |